グレーゾーン中2娘 医者に「娘には娘の人生がある お母さんとは違う人だから」と言われ‥‥
中2の娘の話
小学校6年生の時、懇談会で担任の先生から
忘れ物が多い
覚えておくことが困難
発表すると最後までうまくしゃべれない
と指摘された
確かに、4年生の頃から、学校で物をなくすことが多かったし、忘れ物が多い、連絡帳を書いてこない時がある、漢字が覚えられない、算数が苦手等々、上の子達と比べると「あれっ?」と思うことがあったが、あまり気にしていなかった。宿題は友達に聞いたり、持って帰るのを忘れたドリルなどは、近所の子に借りに行って事なきを得ていた。
でも、中学校になると、勉強も難しくなり、量も多く、教科書やワーク、プリントなどの種類も多い。宿題も「明日まで」ではなく、「次の授業まで」となっているため、忘れることが続き、そのうち宿題をやらなくなってきた。ただでさえ悲惨な成績なのに、提出物を忘れると内申にひびく。まだ、そこは本人が困るだけなのでいいのだが(いや、よくないけど)
コロナ禍になり、本人の体温と家族の症状を指定の紙に書いて持って行かないと、学校には入れない。もし、忘れると本人はそこで体温を測り、家族の症状は学校から電話が掛かり、確認が入る。
忘れることがよくあり、電話が掛かってくることが多かった
私にしてみれば、「一度忘れたら次は忘れないように自分でなんとか対策したら?」と放っておいたのだが、何とかしようと全く思わない娘
他人に迷惑をかけるのだけは許せないと思い、玄関に⇓のようなものを設置
なんと!これがなかなか上手くいき、忘れることはすっかりなくなった
(時間割を合わせるのを忘れたのが1回あるが ☜ これは書いてないか💦)
今日、別の用事で、県立病院を退官してご自分のクリニックを開いてる小児科の先生にお会いする機会があって、娘の事をちらっと相談してみた
その相談事の中の一つ⇓
私:「学習障害っぽい所があって、勉強が嫌いで‥‥英語も出来ないし、漢字も覚えられないし」
先生:「文字は読めるんでしょ?今どき漢字書けなくても、しゃべればパソコンが書いてくれるじゃない。英語だって、使う必要がないでしょ?何に使う?」
私:「えっ?」
私:「しかも、『なんで高校に行かなきゃいけないの?』って言ってます」
先生:「行かなくてもいいんじゃない?」
私:「えっ?」
先生:「ほら、大検があるし。ただ、大検を取るのは高校へいく4倍は大変だけどね」
先生:「あのね、お母さんがとやかく言っても、お母さんと娘さんは別人格だから、どうにもできない、娘さんの人生は娘さんのものだから。見て見ぬふりをしときぃ、本人が壁にぶち当たって気が付けば、自分で何とかするから。『高校行きたくない!』って言われたら『あっそう?』って言っときなさい、娘さん驚くから、それでいい。なんか、都合の悪いことを言ったら『あっ、そうなの?』って言っとけばいい。ただ、お母さんがこうして欲しいと思ったことがあったら『お母さんならこうするな』とか『お母さんはこうして欲しいな』って伝えればいい」
私:「はあ‥‥」
先生:「学校は行ってるんでしょ、それでいいじゃない!」
なんだか、腑に落ちないと言うか、そんなんでいいのかなぁ~って感じで帰ってきた
さっそく、夕食後に娘が
娘:「(なんて言ったかあまりにもこの後の娘の言葉が衝撃過ぎて記憶にないが、とりあえず、私が文句を言うようなことを言ったのは間違いない)」
私:「ふ~ん、そうなの?」
娘:「え?なんでお母さん何にも言わないの?つまらん!」
私:「えっ?つまらん!?」
娘:「うん、つまんない」
もう、大笑いしました
あ、これ?先生が言ってたのってこういうこと?
もしかしたら私、娘に遊ばれていた?
なんか、ちょっと肩の荷が下りたというか、楽になった
まぁ、娘の人生をどうこう出来るとは思っていなかったが、何とか普通の道を歩ませようとしていたんでしょうね。(でも、ということは、どうこうしようと思ってたんだよね💦)
そうなんだよね、娘の人生は娘のもの
親がどうこうしようとは思ってはいけない
『忍』の一事は衆妙の門
またね!