やまとひなぎくのブログ

食べることは生きる事  You are what you eat!

今、何をすべきなのか?

 

久し振りに書く。


2月末に、「高次脳機能障害」と診断が下った。
私ではない(50を過ぎて、記憶力はかなりヤバいが💦)、娘だ。
代わってやれるものならそうしたい。

原因は、白血病の晩期合併症であるてんかん、その薬の副作用、小脳の嚢胞。
なんで、こんなに忘れ物が多いんだろう?なんで、なかなか覚えられないんだろう?とずー---っともやもやしていたことが、診断が下ったことで、この先どう対応すればよいかがはっきりした、と一時はスッキリしていた。

時期を同じくして、息子2号が運転免許を取る為に1カ月ほど帰省していた。
なんやかんやで、やることも増えて、ブログを書くことは言うまでもなく、落ち着いて考えている時間が全くなかった。

先週、息子2号も大阪に戻り、病気についていろいろと調べたり考えたりしていると、どうしたら良いか、娘にとってどうしたら幸せなのか、全くわからなくなってきた。

 

今春中学3年生になるので、高校受験がある
この先、高校→大学→就職→自立、とどうしても先の事を考えてしまう。

友人から、大学に行きたいのなら、学びたい学問が学べる大学を探し、そこから逆算して指定校推薦枠がある高校を考えた方がいいよ!とのアドバイスをもらい、調べていた。

順番で考えれば、娘より私の方が先にこの世のものではなくなる。
そう思うと、なんとか自分で幸せに生きていける方法を考えてあげたい。

 

そんなことを母に話したら、先の事を考えすぎ!今考えても、この先どうなるかわからないでしょう!と言われた。その通りなのだが、考えずにはいられないのだ。転ばぬ先の杖ではないが、何か私にできることはないかと考えてしまう。確かに、私が悩んで考えても、その通りにはならないだろうし、それを娘は幸せと思わないかもしれない。今、やりたいことがあっても、それが高校に入ってから変わるかもしれない。

ふっと思い出したのが、 ↓ の本

著者は、経営難に陥っていたUSJをV字回復させたマーケター 森岡 毅さん

森岡毅」でググれば、「日曜日の初耳学」などをyoutubeで見ることが出来る。
この本は、自分のお子さんたちがキャリアの判断に困ったときに役に立つ「虎の巻」を作ろうと思って著者が書き溜めていたものが書籍化されたもの。(とっても面白いから読んでみて欲しい)

 

その中に、

 

成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みからは生まれない

その成功を生み出す強みこそが、君の「宝物」だ。

                :

君の人生における時間の使い方として、その宝物を必死に磨くよりも大事なことが他にあるのだろうか?

     

と書かれている

 

また、そもそも人間は平等ではない。みんな違って生まれてきている。親の遺伝子のおかげで知力が高く生まれる確率が高くもなるし、低くもなる。さらに、後天的な格差がその差を増幅する。「運」や「確率」によって決まるどうしようもない話に聞こえてくるが、著者は、

 

先天的な特徴、後天的な環境、その組み合わせ、どれもが極めてユニークであるという事実は、自分のユニークな特徴さえ認識できれば、一人一人が特別な価値を生む可能性がある。

自分がコントロールできる変数は

①己の特徴の理解
②それを磨く努力
③環境の選択
最初からこの3つしかない

と言っている

 

 

娘の、記憶力があやしいというどうがんばってもどうしようもない部分をなんとか伸ばそうとするのではなく、娘の「宝物」をみつけて、それを磨かせる事。

 

今、私にできること。