私はバルサ❗️
2022/07/21の夕飯
🍚十六穀米ごはんおむすび
🍚マッサル
🍚シュルジ
🍚もずく酢
今日から娘はお弁当を持って塾に行く(学校の夏休みの宿題をやりに行くと言った方が正確)ため、自分の好きな物を入れて欲しいらしい。
で、すべてリクエストメニュー
これで宿題に対するモチベーションが上がるのならお安い御用
いつも作ってない料理 & お弁当箱に詰める
どちらも私にはハードルが高すぎて、時間の配分が全く分からない
まずもって料理名がわけわからん
マッサル???シュルジ???
それもそのはず、知る人ぞ知るという料理名
上橋菜穂子さんの「精霊の守り人」シリーズの本の中に出てくる料理
(もずく酢ときんぴらはちがうよ)
それを料理本にしたのが、これ ↓
私にとって、まったくもって異世界の料理
以前、この本に書かれている料理のいくつかを、娘が作ってくれたことがあるので、なんとなく雰囲気はわかる
だが、私は上橋菜穂子さんの本を全く読んだことがない
この本をパラパラとめくると、どうみてもお洒落な部類の料理でない
西欧ではなくどちらかというと中東っぽい
ちょっと固めのパンや肉類、鍋ものが多く出てくる
この物語の世界は寒い所なのだろうか?
カンバル語 ロタ語 など、謎の言語も登場する
この料理を食べると、この本の中の登場人物になった気分になったり、臨場感を味わっているのだろうか?なぞが多すぎてついていけない
いくつになってもファンタジー大好き娘
マッサル
一言でいえば、肉団子の揚げたの
味噌を入れたが、あまり味噌っぽくなかったので次回は味噌多めで(次回あるのか?)
シュルジ
これが難関
なにが難関って、材料にビーフジャーキー
どう考えてもビーフジャーキーは添加物の宝庫
お店をいくつか回ったが、無添加ビーフジャーキーなんてあるわけがない
絶対、酸化防止剤(エリソルビン酸Na、発色剤(亜硝酸Na)が使われている
ネットで見つけたが、すぐに届くわけない
作るにも時間がない
ないないづくし
頭が固い私には、どー頑張っても買えなかったので、かわりに牛肉を購入
作り方を見たら、ビーフジャーキーを水で戻しているではないか!
じゃあなにもビーフジャーキーじゃなくていいよね、きっと
牛肉に焼肉のたれを浸して、はちみつを入れて煮詰めた
まぁ、これでいいか
お弁当箱に詰める詰め方も、娘からレクチャーを受けた(母が全くセンスがないことを知っている娘)
さて、
帰ってきて娘が、一言
「これ、ビーフジャーキーじゃないよね、牛肉だよね?」
はい、当たりです
干し肉じゃなかったから、物語の臨場感を味わうことが出来なかったか(´Д`)ハァ…
この本の「あとがき」に
『その土地の料理を口にしたとたん、それまでは見慣れぬ、どこか浮ついた「風景」にすぎなかった異国が、ふいに、ぴたりと焦点が合ったように、生きた土地に感じられる。食べるということは、それほどリアルで、それほど強い力をもっています。私が生み出した異世界であっても、皆さんにバルサに、小夜に、エリンになって美味しい料理を食べて欲しい。そして、本を読んでいる間だけでも、その土地で生きている実感を味わって欲しい。そう思いながら、私は「食べるシーン」を書いてきました。』
と書いてある
本の世界でも、食べ物はよく出てくるね
本当に食べるっていろんな意味で大切です
娘は、バルサになって食べていたのだろうか?
本の世界に入り込める娘
現実の世界であたふたしている私には、うらやましい限り
またね