毎日食べたい納豆 こんなにすごい!納豆菌
今日は発酵の勉強
今日は、納豆について
結論から言うと、「納豆は1日に1パック(これ以上はダメ)食べるといいよ」
発酵食品を作る微生物を生物学的に分けると、3種類に分類される
①「カビ」 麹菌、青カビ、カツオブシカビなど
②「細菌」 乳酸菌、酢酸菌、納豆菌など
③「酵母の仲間」 パン酵母、ビール酵母、清酒酵母など
納豆菌とは?
納豆菌は、「細菌」です
え⁉菌⁉ って思いますよね(笑)
納豆菌は自然界に存在する枯草菌の一種で、稲わらに棲む
加熱した大豆に加えて発酵させると、たんぱく質を分解し、アミノ酸やビタミンを生成して、糸を引く納豆になる
稲わら1本に、1000万個の納豆菌が芽胞の状態で付着しているらしいよ。
スーパーの納豆売り場で稲わらに包まれた納豆って見たことない?
今は、食品衛生上の問題で稲わらに包まれたパッケージのわらはイメージ素材で、本当にわらの納豆菌を利用している納豆じゃないんだけどね
どうして納豆って稲わらに包まれたパッケージで売っているんだろう?って思っていたけど、納豆菌は稲わらに生息するからかぁ、と今更ながら腑に落ちた
ちなみに稲穂には麹カビが棲みつくよ
まごはやさしいこの「ま」
「まごはやさしいこ」食べてますか?
その最初にでてくる「ま」にあたる「豆(大豆」
この大豆、とっても優秀だけど有害物質も含んでいる
プロテアーゼ・インヒビター
アミラーゼ・インヒビター
レクチン
がそれに当たる
よって、生食はできない まぁ、固すぎてたべないよね(笑)
で、その有害物質を消すために、加熱する
加熱すると、有害物質を失活することが出来る
でも、プロテアーゼ・インヒビターは加熱しても十分に失活できないのだ。
But!
納豆は有害物質を失活できる
大豆に納豆菌を繁殖させると、プロテアーゼ・インヒビターを分解することが出来る!
納豆ってすごい!
女性に優しいイソフラボン
納豆にはイソフラボンアグリコンという物質が含まれている。これは、イソフラボンが変化した物質で、発酵後に体に吸収されやすい形に変化した物。
〇悪玉コレステロールの値の減少
〇骨粗しょう症の予防
〇乳がんのリスクの減少
〇更年期障害の軽減
に効くらしい
さらに!
ジピコリン酸は…
〇腸内の悪玉菌を退治する
〇腸内腐敗により短くなってしまった小腸のひだを再生する
小腸のひだは、化学製品を摂取すると短くなってしまうらしい
絨毛(中学校の理科で習ったよね?確か)と呼ばれるひだは、広げると小腸の表面積は600倍にもなり、吸収力を高めてくれる。そのひだが短くなると言うことは、吸収力が落ちるということ。
なので、それを再生する納豆って本当にすごい
最後にもうひとつ
ナットウキナーゼ
よく知られているナットウキナーゼは、血栓を溶かす酵素が含まれているよ
でも、食べ過ぎないで!
ただ、納豆に含まれる「セレン」の過剰摂取によって嘔吐、脱毛などの中毒症状が起こることがある
厚生労働省では、一日の摂取限度を250μg以下と定めている
納豆に換算すると、だいたい100g
なので、それ以上にはならないように
毎日の食事に、納豆を是非!
またね!